プチ毒親

【衝撃の事実】プレゼントを贈りあう家族が存在した

2匹の猫と文字「衝撃の事実」

こんにちは、たまおです。

親子関係に悩む皆さん、家族は仲が良いですか?

今回はタイトルにもある通り、プレゼントを贈りあうという、まるでファンタジーにしか存在しないような家族愛に満ち溢れた人の話をしようと思います。

初めて聞いた時も驚きましたが、我が家の歪さを実感した今に思い返しても、まるで都市伝説が本当のことだったかのような信じられない気持ちです。

毒親家庭じゃない家庭では、家族間のプレゼントってどれくらいの頻度でするものなんでしょうか?

毒親家庭・機能不全家族ではプレゼントやイベントってどのように過ごされてきたんでしょうか?

私は、家族のイベントやプレゼントが好きじゃありません。

自分の誕生日について考えたら思い出したAさんの話

誕生日ケーキとプレゼントを前に喜ぶ動物たち
ハッピーバースデー!なんて友達としかしたことない

私事ながら先月また一つ年を取りました。

SNSでよく見かける

誕生日の人

今日は私の誕生日です!

コメント

おめでとうございます!

〇〇さんにとって素敵な一年になりますように☆

のやりとり、あれが怖くて私は自己主張できません。

誰も「おめでとう」って言わなかったら自分が惨めなだけです。「あ、この生きづらさを抱えた人が集まる界隈でも私は異質な人間なんだ」と再確認してしまいそうです。

あるいは

コメント

おめでとうございます!

〇〇さんにとって素敵な一年になりますように☆

あ、ありがとうございます。

……言わなきゃいけないと思わせたかも。

気を使わせて申し訳ないな……。

そんな気を使わせてまで、コメントしてほしいわけじゃないしな……。

すまん……。

と思って素直に喜べません。

当然、プチ毒母からも何のアクションもありません。あってもどうせ嫌味三昧でしょうから何も連絡がなくてある意味ホッとしました。

当日、別件で連絡を取った姉からは誕生日について触れられましたが、それもなぜかイラっとするというか、別に触れてほしくない、と思ってしまいました。

我が家では贈り物とかイベントとかありません。子供の時も「誕生日が嬉しい」というよりは、欲しいゲームを買ってもらう口実に使っただけの記憶です。

一方で、友達からのお祝いは有り難かったです。特に小さくても手紙などは残しています。

家族以外のお祝い事や友達と過ごすイベントは心の底から喜ばしく思います。友達やいとこの幸せな知らせは、本当に祝福の気持ちで贈り物をします。

そうやって考えていると、Aさんの家族の話を思い出しました。

両親健在、仲が良く、家族それぞれ趣味を楽しみ、お父様が滅茶苦茶ダンディーでかっこいい。綺麗でお金持ちなお嬢様な親戚がいる。Aさん兄弟も仲が良く互いの子供を預けたり預かったりしてる。

そして「クリスマスは家族みんなでプレゼントを贈りあうんです」と衝撃的なことを笑顔で語っていました。

「うちは家族仲がいい方かも~」と笑ったAさん

三世代の家族
Aさん家族のお話

イベントは家族同士でプレゼントを贈りあう

Aさん

クリスマスは家族全員でプレゼントを贈りあいます!

誕生日はもちろん家族みんなでお祝いしますよ。

バレンタインも私は手作りして皆に振舞います。

うちは家族仲がいいと思います。

Aさんがこのように語ると、周りにいた私以外の人も「えー、仲いいね」「Aさんのところは本当に家族の仲がいいよね~」と口々にしました。なのでAさんのところが特別に家族仲がいいパターンかもしれませんが、それにしても驚きました。

我が家はクリスマスどころか誕生日だってスルーだし、家族で何かを贈りあうなんてこともありません。

プチ毒母が貰い物にケチをつけてきた経験があるからかもしれません。

猫と「毒親からかけられた言葉」
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Aさんの表情も穏やか

悪いパターンだと「家族間で贈り物をしあう習慣を強制されてきた毒家族」もあると思います。

ただAさんは普段の人柄も、また家族のことを話すときの表情もとても穏やかで、「プレゼントを何にするか悩むことを楽しんでいる」という感じでした。

愛されて育ってきた女性、というキラキラした雰囲気です。キラキラと言っても派手な人ではなく、醸し出す雰囲気が。

Aさんは難病の祖母が好きだった

ご高齢のご家族が難病になったとき、親戚一同がそれぞれのスキルを活かして資金集めをしていました。

そして危篤の際には職場でもわかるほど落ち込み、亡くなられた際には泣き泣き早退されていきました。

そんなに好きだったのか……と驚きました。

私も祖父と祖母を亡くしましたが、何の感情も沸き起こりませんでした。

特に祖母に対しては「やっとか」という悪意の塊でした。ちょっと書くのが憚られるような悪意です。

愛されAさんは旦那氏にも愛される

幸せな家族
Aさんの家庭も眩しい

Aさん旦那氏は料理好きな育休取得パパ

Aさん自身も家族を大事にしながらAさん自身も趣味を楽しまれている方で、旦那さんについても温かいエピソードを聞きます。愚痴を言うことも稀にあるようですが、基本的には優しいエピソードに溢れています。

今は複数のお子さんがいますが、それまでの不妊治療では旦那さんがかなり協力的だったそうです。

旦那氏は家事や料理が好きだとか、自主的に会社で初めてのパパ育休を取得して育児してくれてるとか。

Aさん

今日は旦那が子供たち見てくれてるから自由なんです。

と言ってることもありました。夫婦仲もよさそうです。

義実家とも良好

義実家との往来もあったり、繁忙期には子守りを義実家に頼んで仕事を手伝いに来たり……お嫁さんとしての苦労もあるとは思いますが、うまく付き合っているようです。

何せ、妻と子供のために会社で初めての育休を取得する男性を育てたご家族です。

想像でしかありませんが、少なくともモラハラ系ではないのは確かです。

「親を大事にする」30~40代の子供たち

Aさんは自分の家庭を持ちながらも、実家の家族や親戚を大事にしています。

また私の義兄も育児家事に積極的で、妻に小言を言うことはおろか他人の悪口も言ったことがないそうです。(姉曰く)

義兄も家族仲や親戚付き合いがよく、イベントは親戚が集まってお祝いをしています。家族だけではなく近所付き合いや自治体など集団活動への参加も積極的で、ご両親も友達が多く楽しく過ごされています。

そんな文化のないプチ毒母のもとで育った姉は、そうした義実家の文化に馴染むまでに時間がかかったようです。「あり得ない」とよく愚痴を吐いていました。

プチ毒母「子供に大事にされる親が羨ましい」

下記に紹介する記事でも書きましたが、プチ毒母は他人の家庭のように「子供にお祝いされる親が羨ましい」とのたまっています

お祝い事という文化のない家庭で育ってきた子供たちが、大人になったら勝手に親を敬って祝ってくれるとでも思ってたんでしょうか。

プチ毒母自身だって自分の両親にそんなことしたことがないくせに

下記の記事は毒親による毒発言をまとめたものですので、気分を害する恐れがあります。閲覧注意です。

猫と「今月言われた毒親発言反論編」
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専門家「親孝行は子供自身の中から沸き起こるもの」

しかし精神科医や心理士など専門家が言うように、「親孝行というのは子供の中から自発的に沸き起こるもの」です。決して親から強制されるものではありません。

毒親

親がこれだけしてやったのに、お前は親孝行しないのか!

親孝行しろ! 親に感謝しろ!

親孝行される親が羨ましい!

と言ってる親は、今後も親が憧れるような親子関係にはなれないと思ってほしいです。親が求めてるのは、親の自尊心や承認欲求を満たすための道具でしょう。

まとめ:愛に溢れた家族の形があると知り、改めて自分を振り返る

毒親育ちの人は、どうしても自分が育った環境を基準に考えてしまいます。その基準・常識・当たり前だと思っていたものが、いつか「当り前じゃない」と気が付く時が来て衝撃を受けます。

私は音を立てて世界が崩れて行った、というドラマチックな経験はありません。我が家は恵まれているほうだと思う家庭です。バトルした時に有害性を発揮するぐらいです。

でも日々誰かとの話の中で

えっ、そんな家族の形があるんだ……そんな夢みたいな愛情に溢れた家族って存在するんだ。

家族同士の繋がりなんてすごく窮屈そうに思えるけど、この人はすごく幸せそうな顔をしている。

実際私が得られないキラキラしたものを持っているなあ。

大切にしてくれる旦那さん、可愛い我が子、自分だけの家庭、長い付き合いの友人たち……。

私は恵まれている。だけど、皆が持ってるものを持ってない。

と自分の常識が打ち崩されていく経験をしています。

特に、親子関係がおかしいと気づいた今は、いろんな本や動画を見ることで「自分にとっての当り前」が「世間では当り前じゃない」と知る機会が多くなっています。

世界が崩れるというよりも、私は自分自身を取り戻している、自信を得ていく過程だと感じています。

振り返ればこれまでの人生でも、自分の家庭が、あるいは自分自身が人と違う異質さを突き付けられてきていました。ただそれを認めずに「この人の家庭って変なの~」と視点がずれていました。変なのは我が家の方なのに。

きっとこれからも、ファンタジー世界みたいな愛に溢れた家族の話に触れることはあるでしょう。そんな時に「変なの~」で済まさずに、我が家との違いや、相手と私の違いに注目して、いろいろ考えを巡らせていきたいです。

とはいえ、家族愛に溢れたアニメやドラマへの嫌悪感は拭えません……。

あれはファンタジーだよね?

家族団らんを否定する人
ないない
ABOUT ME
たまお
独身30代女。一人暮らし+猫7匹+地域猫。保護した子猫がなかなか譲渡が決まらない。 自分は恵まれていると思っていたら、実はプチ毒親プチ機能不全家庭育ちで生きづらさを抱えているのだと発覚した。 現在「生きづらさ」とは違う「自分らしさ」を模索中。 別ブログには、20代後半の婚活について振り返り中。https://konkatsu.tamaogatari.com/