第1回の心理検査ではバウムテスト、ロールシャッハテスト、簡単な記入式テスト。
第2回ではWAIS、簡単な記入テスト。
そして今日が第3回目の心理検査、やはり簡単な記入テストをやって、これにて心理検査が終了です。
今回はテスト時間が短かったこともあって心理士さんと少し話ができました。
WAISについての感想を話し合った
母親から言われたこと
「受けてみてどうでしたか?」と聞かれたので「疲れました」との感想を伝えました。
先日は天気による頭痛と、車酔いしたこともあってかなり体調が悪い中でのテストでした。それで余計に疲れが。
テストの中で言葉の意味を説明する時、私の中では色々考えが巡ってなかなか言葉にできずにいました。
例えば……「意図的」という言葉を説明するとなると、言葉の意味を知っていても説明が難しいと感じます。
わざと。故意に。……というのは『意図的』を言い換えただけで説明にはなっていないな。それらの言葉をさらに噛み砕いて別の平易な言葉を用いて、かつ簡潔にまとめて説明するには……?
というのが私の思考です。こうなるとなかなか言葉に詰まって、パッと返事ができないんですよね。
そのことを母親に報告すると、母親からは
その考えてることも全部言えばいいのに。じゃないと黙ってたら言葉を知らないのかと勘違いされるよ。
と言われました。
それを聞いて私も「そうか、全部考えてることを言えば良かったんだ」と初めて気がつきました。
心理士から言われたこと
……ということがあったと、心理士さんに話すと、心理士さんからは
実際にテストをしていると、目の前で発言したことを全部書いているというのがわかりますよね。こちら(テスト実施者)側のことを考えて、言葉を選んでまとめようとしてくださっているのが伝わりました。
相手のことを考えることはとても健康的というか、良いことだと感じます。
という意見。これにはこれでまた私も「なるほど!」と納得。
私がなぜたくさん、思いつくままの言葉を口に出さずに、簡潔にまとめなきゃ、という意識を持っていたのかが、心理士さんの言葉で分かった気がします。
前述した考えている内容をそのまま言葉にすると、それを全て心理士は書き留めなきゃいけません。それってすごく大変ですよね。だから聞き取って書く側のことを考えて、描きやすいように短い言葉でまとめようとしていたのか……と気が付きました。
いつもお母様の意見に従うんですか?
このように心理士さんから聞かれてなんとも言えませんでした。
ただずっと母親に意見を聞き、お伺いを立て、それに従ってきた感があります。
最近は改善してきたけど、それまでずっと自分で服を選べないから買えませんでした。
しかしそんな私のことを、プチ毒母にしてみれば「あんたはいつも母の言うことを否定する」人間だと思っているようです。
つい最近起きた出来事に関しても、母親の意見が変わるたびにそれに流されるけど離れて一人になると自分の意見がやっと思い浮かんでくることがありました。そのことについて心理士さんからは
「そうやって自分の中で意見が出るということは、はたまおさんの心が成長してきていると言うことだと思われます」
と言われ、ハッとしました。
最近になって洋服を自分で選べるようになったことも、母親と離れて考えると自分の意見が湧いてくることも、それは自分の心が成長しているからなんだと。言われて「そうなのか」と感じました。
そのように変化したきっかけはありますか?
たぶん、数年前から一人暮らしをするようになったこと……ですかね? ただ私が自分の意見を言うからか、母親と衝突することが多いです。
お母様はそれを、心が成長してきたからだとは受け取っていないんですか?
ないですね(きっぱり)
そのほかにも、
私の気持ちを伝えても、的外れというか、論点をずらすというか、「自分(母)だってしんどかった! 辛かった!」といった感じで、話が変えられるんです。
たまおさんの気持ちを受け止めてはもらえないんですね。
なかったです(断言)
などなど、プチ毒母との関係性もお話ししました。この度の心理検査をきっかけにプチ毒母から聞いたことなども心理士さんに話して、「母の語る私」と私の気持ちとのズレや、「母の語る私」と「心理士さんから見て感じた私」とのズレについても話しました。
今後の通院の予定について考えていることを話すと
次に次の診察についての流れから、今後の通院先をこれまで通りのクリニックか、検査を行った病院か、決めかねていることもお伝えしました。
- 通院が楽。
- カウンセラーと相性は普通。特別良いとは感じないが、肯定も否定もされないので話しやすい。
- 医師とは話しにくい。嫌なことを言われるわけでもないが苦手意識がある。
- 薬の調整を今は感じていないので、すぐに診察を受けたいとも考えていない。
- 道路的に通院しにくい。道が狭く曲がりくねっているので……。
- 前回診察した医師が話しやすかった。
- Aクリニックにはカウンセリングで通院しており、医師との診察がなくても薬の変更がなければ継続して出してくれる。
- 薬があっているのか、自宅に引きこもっている限り、睡眠や食欲は今のところ問題はない。引きこもっている限りは(重要)
- カウンセラーから、検査の結果が出てから考えてもいいんじゃない?と言われたので納得した。
このような理由で、医師との診察の予約は取っていません。しかし現在傷病手当を受けているので診断書が必要であり、どちらかの診察を受ける必要があります。薬だけもらい続けるというわけにはいきません。
「流されやすい、決められないのは物事を多重的に見ている」
これまでの話の中で、私がプチ毒母の意見や心理士の意見に左右されていることがお分かりいただけたでしょうか。
私としては、他人から「こうじゃない?」と言われて納得できることは「そうか」と自分の中に取り入れているつもりです。
一方で、プチ毒母からみた私は「母の言うことを素直に聞かない」「母以外の人に言われたことを信用して流されやすい」という評価です。
これらのことも心理士さんに話すと
今伺った話だけでも、あなたは物事を多重的に見ていますね。
Aを選ぶとこうなってこうなる、Bを選ぶとこうなってこうなる、と先のことが想像できています。
だから選択肢が広がるし、複数の意見にも納得しやすいんですね。テストの解答について、お母様から言われたことも納得するけど、私がいったことにもすぐに『あ、そうか』と納得できましたよね。
と言われました。
多重的! そうそう、そういうことなんですね。とまたまた納得。
こうやって、誰かに言われたことをすぐに鵜呑みにするのも「流されやすい」という評に繋がるんですかね。
思い返しても、子供の頃から今までに、色々と他人の意見に左右されてきてます。
それで悔しい思いをしたこともありますし、自分の考えに自信を持って、と言われたこともあるます。
まとめ:心理士から言われる言葉が新鮮で嬉しい
カウンセリングでもそうですが、私の気持ちや、プチ毒母に言われた言葉や、実際に起きた出来事を説明すると、新鮮な言葉が返ってきます。
私の意見が出てきたのは心が成長してきているということであり、それを母親はそうはとらえていないらしいと気が付いたこと。
私がいろんな意見に納得しやすかったりいろんなパターンを考えてしまうのは、物事を多重的に見ているということ。
単純なことなのに、自分一人や、家族間の中では見えてきませんでした。直接的に何かアドバイスをもらわずとも、思い付かなかった視点や言葉をもらえるだけで、なんだか心がすっきり解きほぐされていく感じです。
そういえば発達検査心理検査に関するお値段は、高くありませんでした。3日間に分けて複数のテストをしていますが、総合すれば5000円ぐらいだと思われます。明細を捨てたので正確な数字は覚えていません。初診の診察のみの日は約3000円かかっています。
病院や検査によっては自費というところもあるようですね。私の場合は保険適用内だったので費用が抑えられました。
また今回は自立支援医療費制度は使ってないので(医療機関の変更が面倒だった)3割負担でしたが、自立支援医療を使って1割負担に抑えられればさらに良心的なお値段になりますね。
次回はいよいよ検査結果に基づく医師との診察です。発達障害に限らず、私の得意不得意が見つかって、どういう傾向があるのか、今後どのように対策すれば行きやすくなるのかがわかればいいですね。