こんにちは、たまおです。
前回は、魔女(=プチ毒母)に気づかぬうちに刷り込まれた言葉や考え方が呪いとなって私を縛っていることを振り返りました。これを内面化と呼びます。

今回はその続きを書いていきます。
魔女の呪文集(別名:プチ毒母の刷り込み)
人格異常者

- 昔から怒りっぽい子供だったこと。
- 今でもイライラしやすいこと。
- 子供も高齢者も障害者も嫌いなこと。(本当は違うのに毒母はそう思わせてきます)
- 親を大事にしない。偉そうにかみついてくる。
- 何もかもが気に入らない。
- 母親の言うことを全部否定する。
- 母が何をしてやっても喜ばない。迷惑がる。
- だからお前は生まれながらの人格異常者なんだろう。
- 記憶を改ざんしてるのも病気に違いない。
- 人を好きになれないのも病気なんだから病院へ行って診断をもらってこい。
などなど……今思えば、子供にかける言葉じゃないだろう、と思えます。
ですがその親の元で育った私は「親が言うことなんだから違いない、私はそういう人間なんだ」と思い込んで、周りにも「私は人間嫌いでおかしい人間だから」と自称してきました。
母の贈り物を断るのは可愛くない!

たとえ有難迷惑であっても、
子供は母親にもらったもの、してもらったことに大喜びをしてありがたく受け取ることが子供の義務なんだ、それができないのは恩知らずな子供なんだ、
と思ってきました。
30歳手前になってからやっと、勝手に買ってきた不要な食材を断ることが出来るようになりました。
「せっかく買ってきてやったのに」「あんたのために買ってくるのにどんだけお金がかかるか」と恩着せがましく言われることにうんざりしたからです。
毒母が嫌々やってることを娘の方だって迷惑がってるんだから、やめればいいことです。
何度も何度も「いらない、もったいない、自分がいるものは自分で買うからやめてくれ」といい、その都度なぜか口論になり、やっと今はやめてくれるようになりました。
代わりに姉に矛先が向いています。姉は私と違って、黙って貰って捨てる、という方法を選んでいます。食材もお金がもったいないし生産者に失礼です。だから姉が嫌いです。
プレゼントされることも迷惑
私には、プレゼントは自己満足のものでしかなく相手にとっては迷惑なものなんだ、という考えが常に頭にあります。
なぜなら、プチ毒母は他人からもらったものにケチをつけ非常に迷惑がるからです。
誰から何をもらっても「いらないのに」「迷惑なのに」「しょうもない」「美味しくもない」「処分に困る」「もっと考えて送って来いよ」とぼやくのをいつも聞き続けてきました。
私や姉がディズニー旅行に行ったお土産を買ってきても
こんなもの欲しくない。
なんでこんなもの選んだの?
へえ~……(冷めた目、その辺に投げ置く)
といった態度。
私が友達と旅行に行ったときのお土産を買ってきても、
こんなものいらないのに!
誰がこんなもの喜ぶの!?
なんでもっといいもの買ってこなかったの?
楽しみにしてたのに!
とケチをつけられます。
そんな母の姿を見てきたから、ある程度分別が付くようになってからは母の日や誕生日にプレゼントなどしたことがありません。
何をあげても迷惑がるからです。子供からもらったものでも迷惑、他人からもらったものも迷惑。
いつも言ってるのは「自分が欲しいものは自分で買うからいらない」ということです。それ、私があなたの押し付け好意を断ったのと同じ理由なんですが。それを言うとあなたはものすごくキレたんですが。
それなのに、お土産を買ってこなかったら怒る、誕生日や母の日に何もしないことを恨むんです。
このように子供たちは母親の機嫌に振り回されてきましたから、プレゼントを贈りあう習慣がありません。
毒親育ちの特徴? 生きづらさ? そんなの誰だって当てはまる。

私の性格は現代人なら誰だって持っているもので、特別取り上げるような問題ではないのだ、と思っていました。
- 子供が親を怖がる、または罪悪感で自立できない。
- 親は正しい、自分は無力だ。
- 親は昔のことを許してくれない。
- 親が忙しいんだから子供にかまえないのは当たり前。
- 母子家庭なんだから楽しい子供時代じゃなかったのは仕方がない。
- 自分に自信がない。
- 自分のやりたい事・好きなこと・希望がない。
- 自分は何もできないし何もやろうとしないどうしようもないダメな人間だと思う
- 特定の人を見ると怒りがこみ上げる。
その他いろいろ……たとえ私がそれを違和感に思って口に出しても、毒母の「そんなの私だってそうだ!」の一言ですべて終了です。単なる話題のすり替えでしかないのに。
毒親に育てられた人の特徴、アダルトチルドレン、毒親関連本を読むことで、親の言うことのほうが間違ってる、普通じゃないんだと気が付きました。
そんなの強みじゃない。当たり前のことだ。

私は自分でも「これこれって人より得意だよなあ」となんとなく思ってはいてもはっきりとは自覚しませんでした。人から褒められても「この人は褒め上手だなあ」とお世辞として受け流していました。
そんな時、こちらの動画を見つけて、少しだけ自信をもって自分のことを見つめることが出来ました。だけど毒母に言わせれば、「そんなものは強みでも特技でも何でもない」ということでした。傷つきました。
動画を拝見した後に、私は人から言われた言葉を思い出してあげてみました。
- あの仕事もこの仕事も出来て事務も出来て、何でもできてすごいね!
- 先回りして気が利くね。
- やりなさい、って言われたら本当にできちゃうの、すごいよね。
- 大抵のことはできるからつい頼んじゃう。
- 違う分野の資格も勉強して取れるの、賢いね。
- 一人でいろいろ行ったり電話して問題解決しようとするの偉いね。
- 電話で何言われても優しい声で対応できるね。
- 要領がいいよね。
- 仕事が早いね。
- 猫のためにお金も時間も労力もかけるのすごくない?
- 野良猫相手にするの怖くないのすごい。暴れたり威嚇されたり攻撃されるの怖くないの?
- 毎週譲渡会に連れて行くのすごい。
- 病気の猫の通院や看病するの、大変なのにすごいね。
- ペットロスを経験してるのに次々保護するのしんどくないの?
これらは私にとっては普通のことなんです。資格取得時の勉強は頑張るけど、やるしかないからやる。ものすごく頑張ってるわけじゃなく、出来るからやってるだけのこと。
それって、強みなのでは? と自信をもって母に言ってみたら、「いや、そんなの大したことじゃない。ちょっとできるね、っていう程度で別に偉くもなんともない」と言われました。
さすが毒親。子供にかける言葉じゃないです。
そんなに嫌ならやめればいい。もう何もしなけりゃいい。

親の意味に従わない私はダメな娘だ、親には向かうときはもう親を頼れない、自分ひとりで生きていくしかないときだ。
そう思って生きてきました。
まだ親に頼れるだけマシ?
親元から逃げないと生命の危機がある人だっている?
そう、だから私は恵まれている。
それなのに親に不満を持つ私はダメな人間だ。これだけ愛してくれる親にすら不満を持つなら、もう究極の人間嫌いなら、親に頼らない生き方しかない。
そう思ってきました。
まとめ

でも、私だけは私の味方でいいんじゃないでしょうか。
私だけは、私を誉めてあげてもいいのではないでしょうか。
親の言いなりになって親に振り回される中で自分の生き方を見つけるのが苦しい、なら逃げて親と縁を断てばいい。
いいえ、それ以外に道はないでしょうか?
そう、私はまだ恵まれているほうなんです。
だったら、それを利用して生きていくのが賢い生き方ではないでしょうか?
そう思って、これから時間をかけて生き方を模索していきます。
今回もありがとうございました。