開いてくれてありがとうございます。たまおです。
プチ毒親育ち・プチ生きづらさを抱えていると発覚するより前に、私は一人暮らしを続けていました。一般的には大学進学をきっかけにすることが多いでしょうが、私の場合は大学卒業後、一年間の養成校へ通うためでした。
それを機に以降三回の引っ越しを行い、今は四回目の一人暮らし中です。全部県内(何なら実家と超近い)です。
今回はこの経験を踏まえて、一人暮らしがしたい毒親育ちさんへ向けてお話してみようと思います。
こんな悩みをお持ちの人へ
- 毒親・毒親家庭から逃げたい。夜逃げとまではいかなくていいから。
- ライフスタイルの変化はないけど家から逃げたい。
- とにかく家族から離れて一人暮らしがしたい。
一般的に毒親からは距離をとりましょうと言われます。物理的な距離、心理的な距離。どっちも取れてうまくやれればいいけど、なかなかそうはいかないのが毒親育ちですよね。
中には私のような、毒親というほどではない(プチ毒親)けど距離をとりたい、なんか一緒にいるとイライラする……という微妙な関係性の方って多いと思います。
毒親からは逃げろ!
というある意味応援も多いけど、
それで毒親って言えるの? あなたの我がままじゃない?
という程度の有害性を感じる親の元で育ってきた人は、なんとも身動きがとりにくいものですし共感も得られにくいものです。私もそうでした。
それでも私は一人暮らしを継続することを選びました。
長くなるので記事を分けて語っていきます。今回は学生編です。
結論:快適だったし、仕送りも助成金もあった

家族から距離をとれたのはとても良かったです。とはいっても私は現状、別居はしていても職場が同じなので距離をとれているとは言えないんですが。
物理的に家族から離れると、やはり家はほっと落ち着く場所になりました。
ここは毒親の関係性によるところが大きいので、あくまでプチ毒親の場合と思ってください。
ここから始まる一人暮らし
部屋探し
通学予定の養成校は実家から電車で1時間30分以上の距離。それでも通学してくる生徒もいましたが、私は一人暮らしを選びました。毒親によっては家を離れることを許してくれない方もいるでしょう。ただうちはそこまで出なかったのでできたことだと思います。
これが人生初の一人暮らしです。
学校から徒歩10分以内なので余裕で歩ける距離です。さらに大型スーパーが目の前ということもあって超便利。なのに築年数があるということで家賃は3万~4万程度でした。
引っ越し費用:ガソリン代と高速代
この時の引っ越しは、引っ越し会社は使わず自家用車で荷物を運びました。車で片道1時間ほど。
そのため引っ越し費用は抑えられました。
プチ毒親との関係はまあまあ良かった時代なので頼って、運転、荷運びを手伝ってもらいました。
しかも部屋が一階の一番手前ということで運びやすい!
荷造りは自分でやりました。一人で期間限定の生活なのでもっていくものは少ないです。
家電・家具のレンタルサービス:買うより全然いい
この時は4月~翌年3月までの滞在とわかっていたので、家電は買わずにレンタルしました。何せ買ってしまえば後の処分が困るんですよね。
今はそういうサービスも充実しており比較してくれてる方も多いので自分に合ったものを探してみてください。
私は養成校を卒業したら実家に戻るつもりだったので、自分だけの家電など必要ありませんでした。家電以外の家具は自分で買ったり持っていきました。
洗濯機(設置もしてくれた):レンタル
冷蔵庫(設置もしてくれた):レンタル
レンジ:レンタル
テレビ:自前(今ならなくても不便ない)
布団・カーペット・タンス・机等家具:自前
確か不動産屋さんの紹介だったか、パックだったかで、手続きも楽でした。全然古くないし綺麗でした。
1年未満の一人暮らしだったら絶対レンタルがおすすめです!
生活費:親の援助+資格取得の助成金
なんだかんだ言ってプチ毒親との関係がいい時代です。そもそも毒親なんて思いもよらない時代です。
大学の推薦入試の面接で
尊敬する人は母です!
母子家庭ながら私たちを育てただの主婦だったのに起業も成功し、不自由ない生活を与えてくれました!
社会的にも成功し子供にも愛情を注いでくれた立派な母です!
と自信満々に答えました。これはこれで偽りではないし、今でもそう思ってはいます。ただ幼い子供が求めていた愛情とは違ったなあ……。
閑話休題。
そんなわけで仕送りが毎月10万。
そのうえ、社会福祉士を取得するにあたって助成金があったのです。しかも条件が満たされていれば返還不要です。
家賃、光熱費、家電レンタル代、食費、交際費などを自分の貯金から出していたとはいえ、その他の面では親に頼っていました。
我が家のような毒性を認識していないうちは、頼れる関係性なら頼っていいと思います。
退去時:追加費用なかったような
これも助かったと思います。
築年数がかなり立っていたので(と言っても20代女子が普通に住めるレベル)、退去時にあれこれ言われることはありませんでした。
姉の時は新築同様の綺麗なアパートだったので追加費用が高額だったようです。
人生初の一人暮らしの感想

よく一人暮らしを始めた人が
- 親のありがたさ(家事)がわかった。
- 家に帰りたくなった。
- 寂しい。
- 初日は怖くて眠れなかった。
などなどの感想はあるあるですが、私は全くありませんでした。
- 誰にも煩わされないって最高ー!
- 何にもイライラしない!
- 実家にいたって自分で食事洗濯やってたから問題ない!
- 目の前にイオンがあるから自炊しなくても総菜が豊富。
- ベッド生活→布団生活になったけど初日から熟睡。
- 毎日布団もたたむし試験勉強もするのでメリハリがある。
- 家で誰とも喋らなくっても苦痛じゃない。
- 体調不良でも自分で何とかしないといけないのは実家でも一緒だから不便さがない。
どこかで毒親あるあるとしても見かけるぐらい、あるあるですよね!
実家で他人と暮らすより一人のほうがはるかに快適!
唯一の悲しさ
犬は母を第一に慕っていたけど、私を一番慕ってくれていた猫ちゃんと離れ離れ……。
猫に会いたさに週末は実家に帰ってました。猫はちゃんと覚えててくれましたよ。

結論と次回予告
こうして人生初の一人暮らしを満喫しました。一年足らずで資格を取らないといけないので、そこそこまじめに勉強してました。私のように四大卒からそのまま入学した人~40代の人など年齢幅もありました。クラスの合格率は95%越え。
何歳からでも本気でやれば資格は取れる。
と実感しました。
こうして私の養成校時代のほどほどに勉強しながら快適な一人暮らしは終わりました。
社会福祉士となって勤務したのは障害児入所施設。次回はこのあたりから書いていきます。