プチ生きづらさ

人生四度目の一人暮らしを始める:実家編

猫と「四回目の一人暮らし」

こんにちは。たまおです。

養成学校時代、就職後自由を求めてアパート編、節約重視の一軒家編(職場に隣接編)、と続いて、ついに四回目である現在にたどり着きました。これまでの経緯はそれぞれの記事で語っています。

今回はなんと、実家に一人暮らし編です。今の生活スタイルです。

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今回は少し特殊な環境にあるので、これまでの「毒親家庭から逃げたい、自分で部屋を借りて一人暮らしをしたい」という方には向いてないかもしれません。

毒親から離れてどうだったかという心境の変化と、それでも逃げ切れない我が家の特殊環境についてお話します。

一人暮らしした結論:ある意味で自由ではない

縛られて自由のない女性
今までとちょっと違う。

家族の荷物が多すぎて勝手に捨てられない、という意味です。

前回の平屋建てよりは広くなりました。数か月間は毒親、祖母との同居でしたが、期間が短かったことと猫という支えがいたことで、それほど窮屈さはありませんでした。

問題は実家へ引っ越す際のことです。

私がいない間に荷物が増えほぼ物置状態になっています。私の荷物を持ち帰るために実家の整理をする必要がありますが、その片づけを巡ってかなり喧嘩し毒親の異常さも感じました。

毒母の特徴:断捨離が出来ない。不用品・ゴミをため込む。価値基準がおかしい。

家にゴミが多すぎる!

いらないものが多すぎる!

布団を買ったときについてきた布団袋とか、十年以上使ってない布団とか、サイズが違う古い服とか、読みもしない雑誌とか、捨ててよ!

週に1回も来るかどうかわからない姉のスキンケア用品を冷蔵保存する必要あるの!?

でかいボトルで置いてるから冷蔵庫の邪魔になってるんだけど!

いつ使ってんのよ!?

プチ毒母

ここはお姉ちゃんの実家でもあるんだからそれぐらい置いとけばいいでしょ!

ゴミなんてない!

プチ毒母

あんたがうるさいから高価なものも思い出のものも大事なものも、全部捨ててやった!

お姉ちゃんも、あんたがうるさいから化粧品持って帰ったよ!

私の心の声

うわ何も通じてない……。

冷蔵保存が必要なぐらいの高級な化粧品なら毎日使う姉の家に置いておくべきでは?

埃かぶって何年も開いてない毎月発行のマガジンとか、何十年も前のレシピ本とか、十年以上前の開業ブックとか、それをため込む意味が分からない……。

私が片付けしたら服の値段タグとか、ぐちゃぐちゃのポケットティッシュとか、使い切ってないライターとか、インク切れのボールペンとか、無駄な収納ボックスとか、大量に出てきたんだけど。

それをゴミっていうんだけど。

プチ毒母の頭が……価値基準がおかしい。

毒母の特徴:家の中が汚い。整理整頓ができない。でも自称「きれい好き」

片付けが出来なくて散乱した家の中にいる女性
そもそも物が多すぎる。

洗濯ものは片付けられない、いろんなところに置きっぱなし。

いろんなものがいろんな場所に溢れてる。

収納場所はいっぱいあるのに中はぐちゃぐちゃ。

とにかく物が多すぎて断捨離が出来てない。

何年も使ってないものが多すぎる。使ったことがないものすらある。

壊れてても使えなくなってても「いつか使うから」「もったいないから」という理由でため込むんですよね。

毒親家庭あるあるですよね。

一軒家を出る私、実家を出る母、その経緯とは

私の住んでいた一軒家(平屋建て)母祖母の住んでいた実家をチェンジするということです。その経緯について書いていきます。

理由1:祖母の介護

認知症の進行、腎不全による週数回の透析、デイサービス。病院やデイサービスの送迎。

それらに対応するため、母は頻繁に職場と家の往復をしていました。

それが職場に隣接する一軒家に祖母と住むことで、仕事の合間に覗きに行くことも、来訪者の対応も楽になったのでした。

理由2:職場の犬の世話

職場では保護犬を飼っていました。

その子の朝晩の散歩のために、仕事に関わらず朝と夜に職場へ行く必要があります。

それが職場隣接の家なので時間に拘束されることがなくなりました。

理由3:母の犬の世話

チワワとダックスフントのミックス犬
チワワとダックスのミックスです。もうおじいちゃん。

室内には小型犬を飼っています。それまでは小型犬が4匹いたのですが3匹を看取ってからというものの、一日の時間を1匹で過ごしていました。

でも職場に隣接する家なので空き時間には家で一緒に過ごすことが出来て、犬も喜んでたようです。

職場に隣接した一軒家は母にメリットがあった

というわけで母にとってはメリットが大きかったわけです。広さも一人暮らしにちょうど良い、広すぎず狭すぎずなんです。

姉も子連れで堂々と、元私が住んでた平屋建て=新しい祖母宅に居座ることもできます。

しかしだんだんと母のほうが疲れて「来てほしくないんだよね。可愛くないし、疲れるし」と私に愚痴をこぼしてしました。

毒母の衝撃発言:「同居の期間なんかあった?」「私がこっちに引っ越した理由ってなんだっけ?」

引っ越した後、会話の中で見出しのような発言があったのです。呆れました。こういうことがあるから認知症を疑ったわけですが。

いやいや……。

数か月間、同居してたときの写真もあるでしょ、ホラ。

あなたがこっちに引っ越した理由はこれとこれでしょ。

こんな風に喜んでたじゃない。

といっても「あれ~? そうだっけ~? そんなはずないんだけどな~?」ととぼけるのが、むかつくのを通り越して気持ち悪いんですよね。

記憶力の低下を指摘すると逆上して私を異常者扱いしてきますしね。

実家で独り暮らし+猫8匹生活になった、のに自由ではないとは?

いろいろありながらも、なんとか実家で独り暮らし+保護猫生活が開始できました。

引っ越し時には私+猫5匹だったのですが、その後増えたり亡くなったりして今は8匹です。これを執筆中に一匹は譲渡会に参加しています。

しかし妙にテンションの上がってる毒母と姉と子供が、やはり予告なく襲来することが増えました。

それはまあ私の家ではなく、家族の実家ですから仕方ないですけどね。

猫は私以外の家族が来るので隠れるし。私は宅トレしてたりゲームしてるし。何しに来たん?

プチ毒親

せっかくの休みだからご飯食べに行こうよ。

行かない。

休みだからこそ静かな家で一人で過ごしたい。

プチ毒親

せっかく来て誘ってやったのに!

可愛くない!

あーあ、猫のせいで家がボロボロであばら家みたいだ!

私の心の声

犬4匹の時からトイレのしつけできてないし、フローリングを直に走らせてたからボロボロだったけどね。

あと家のことを言うならこっちだって文句あるよ。

アフターケアがしにくいし、西日で夏は暑いし、吹き抜けで寒いし、天井ファンも天井の熱い空気や寒い空気を循環させるだけで意味ないし。

この家に高いお金かけたのもあほらしいと思う。見栄だけでやるな。

はい、毒親あるあるです。自分の都合で人を振り回し、拒むと人を貶す。

物理的距離が取れるのはいいこと、ただし職場は変わらない

それでも毒親から離れた生活は良いものです。猫ちゃんが一階に二階に縦横無尽に走ってるのもよかったと思います。

でも職場に行けば毒親と姉(+毒父)がいるんです。それが適応障害の原因にもなったのでしょう。

完全に毒親から逃げられてるわけではありません。

職場=毒親という環境の私が一人暮らしを繰り返して伝えたいこと

ベッドとパソコンデスクのあるきれいな部屋
我慢して一緒に生活しなくていい、という選択肢があるなら迷わず選ぶ体質になってしまった。

計四回の一人暮らし談をお話してきました。

虐待はないけど精神的にうざい、精神衛生上離れていたい程度の毒親の場合、環境と経済的に許せるなら離れたほうがいい。

実家と職場が近くても、大嫌いな家族から離れられて自分だけの城を持てるというメリットは大きい。

家族がうざいな~、毒親から離れろって言われてもきっかけがないな~、

と思ってる人には、私のようにきっかけがなくても家族と生活したくないというだけの理由で一人暮らしをする人間もいるということを知ってもらいたいです。

そして一人暮らしをするという選択肢を、ちょっと考えてみてはいかがでしょうか?

その前後で毒親からいろいろ言われるかもしれませんが、一人暮らしの計画を立てて住む場所があるという自信があれば、自分らしくいられるきっかけになります。

毒親のタイプや経済状況にもよることをお忘れなく!!

ABOUT ME
たまお
独身30代女。一人暮らし+猫7匹+地域猫。保護した子猫がなかなか譲渡が決まらない。 自分は恵まれていると思っていたら、実はプチ毒親プチ機能不全家庭育ちで生きづらさを抱えているのだと発覚した。 現在「生きづらさ」とは違う「自分らしさ」を模索中。 別ブログには、20代後半の婚活について振り返り中。https://konkatsu.tamaogatari.com/